<< ジェントルジャイアントが、レトロな12インチフィギュアに、スネークアイズ、ウルヴァリン、ログレイ、ストームトルーパーやベイダーなどのスペシャルパックに加え、ザム・ウェセル スタチューまで!!! | main | 2015年03月31日のつぶやき >>

Gecco×豆魚雷『ベルセルク/ ガッツ 1/6スケールスタチュー』原型制作を振り返る座談会 第二回

            
こんにちは、原田です!

絶賛ご予約受付中の、
ベルセルク/ ガッツ 1/6スケールスタチュー ロスト・チルドレンの章 黒い剣士Ver.



昨日に引き続き、座談会の第二回をお送りします。

第一回はこちら

それでは、どうぞ!
※  ※  ※

原田:赤尾さんは、ベルセルクに関しては放っておいても作りたい人だと思うんですが。

赤尾:はい。

原田:ちなみに今回は、作り始めは楽しかったですか?

赤尾最初は絶対に楽しいんですよね。

Gecco:それはベルセルクに限らず?

赤尾:限らず。

原田:ハハハ。ポーズ決めの段階が楽しいって事ですかね。

赤尾:まぁ、イメージがどんどん形になっていくのが楽しいですよね。それでラフの状態は線が多いから、自分で良いように見ているので、いける気がする。で、線を整理していくとイメージから離れることが多くて、そこで迷うとやり直したくなる(笑)。

原田:ちなみに一つ目の原型、なんでつぶしたんでしたっけ?

Gecco:最初の、歩いているというか、動きのある方ですね。



原田:実は僕これ結構好きで、結構と言うかかなり好きでして。

赤尾単純に、上手くいく気がしなかった!

原田:ハハハ。

Gecco:え、この段階でそう思うものなんですか?

赤尾:そうですね、なんかになりましたね。

原田:これはこの写真の状態のままですか?

Gecco:これで止まったっていうことですよね。

赤尾まったく別に作りましたから。

Gecco:僕らこれを捨てると聞いたときに、信じられなかったんですよね。何で?って。

原田:えぇっ!って(笑)。

赤尾:そのときは駄目だと思ったんですよね。

原田:今回のガッツ以外の製品原型って、わりと細かく仕様を出させてもらうわけですけど。このガッツに関しては全然やってなくて、そのくらい赤尾さんにおまかせ状態だったんですよね。

赤尾:だから逆に時間がかかったんじゃないですかね。ハハハ。

Gecco:そうですか(笑)?乱暴な言い方をすると、僕は赤尾さんのベルセルクの新作が見れたらそれで嬉しい、みたいな。

原田:ハハハ。

Gecco:いちファン目線で。

原田:僕もそうでしたね。赤尾さんがガッツを作れば、それだけで勝てるだろうと思って。ところがどっこい……。

赤尾大変な目にあいましたね!

原田:みんな大変な目にあいました。

Gecco:ここから後、今のストロングスタイルな立ち姿になったのって、だいぶ形になってからでしたよね。作りかけの取っ掛かり状態を見た記憶がないんですよ。

原田:そうだ、立ち姿のラフって見てない。

赤尾:そうでした?

Gecco:シルエット時は見てるんですけども、ほぼ方向性ができてから見た気がするんですよ。細かいディテールはついてないですけど。

原田:今このPCに入ってる、最古の画像を掘り出してみましょう。これだ。


14年6月30日時点

Gecco:たぶん、もっと古いのありますよ……あったあった。ラフでもここまで形になってたんですよ、腰まわりとか。2014年5月20日ですよ。これが最古の写真ですね。


14年5月20日時点

赤尾:ここから大分変わってますけどね。悪い癖で、細かい所をやりたくなっちゃうんですよね。

原田:じゃあ、歩いている物からひと月で、この状態ですね。

Gecco:一ヵ月後には立って、ディテールが入り始めているという。

原田:その一ヵ月後の6月20日の時点では頭が乗ってますね。

赤尾:顔は早かったんですね。

原田:ただ、髪に苦戦していませんでしたっけ?

Gecco:髪は苦戦していましたね。

赤尾:顔は一発で決まりましたね。


14年5月17日時点

原田:顔、本当に傑作ですね。


14年5月21日時点。今回のテーマのひとつに「セミリアル」があり、毛穴表現を取り入れた。

Gecco:この辺になったら、もうほぼゴールじゃないですか(笑)。


14年7月10日時点

原田:いやあ、筋肉造形がうまいですよね、やっぱり。
僕これを見たときに、肩とか胸が出てるじゃないですか、これを甲冑で隠すのかと、すごくもったいない気分になりましたよ。


隠れる部分もしっかり造型

Gecco:確かにもったいないですね。

原田:それにしても、進捗を日付と共に写真で振り返ってみると、赤尾さんらしからぬ進行具合なんですが。何が起こってたんでしょう。責めるわけじゃなくて。

赤尾:あぁ、なんでしょう……なんか単純に不安だったのかもしれませんけど、手を動かしても全然進まない、みたいな。

Gecco:やっぱり気負ってたんですかね。

赤尾:かもしれませんね。

Gecco:ゲームをやってたわけじゃなく。

赤尾:ゲームもたまにはやってましたけど(笑)。

原田:ちなみにその頃やってたタイトルは?

Gecco:僕当てましょうか、「グランドセフトオートV」だと思うんですけど。一緒にロスへ行ったときも、この場所ゲームで見たから知ってますみたいな話を。

原田:ははは。かなりそのまんまですもんね、ロサンゼルスとロスサントス。

Gecco:あの頃GTAの世界に行ってたんですよ(笑)。で、その後がずいぶん飛んで、「もうそろそろ原型上げましょう」と言い続けて……。
8月、原田さんに余計なことをニコ生で言ってくれってお願いしたんですよ。「8月に完成予定なんで、明言しちゃいましょう」みたいな。

(※14年8月のニコ生で、「今月中に原型を見せられるようになります」と発言した。)

原田:赤尾さんは、8月の時点で「来週にはもう」って言ってました。

赤尾:そんなことを毎週言ってましたよね。完成するのが怖かったんですかね。出来じたいがずっと不安だったんで。

Gecco:答えを出すのが怖かった、みたいな感じですか?

赤尾:たぶんそうでしょうね。

原田:で、8月には対外的に明言しちゃいましょうみたいになって、締め切りを切ったんですけど……。

Gecco明言することで、赤尾さんのケツを叩きましょうって話だったんですね。

原田:ハハハ。

Geccoところがそれも駄目でしたと。ここはじっくり構えましょうとなりまして。その次が神戸のトレフェスですね。

赤尾:その前に東京ゲームショウがあります。
(※雷電の展示や、Bloodborneの試遊、関係者の方々への挨拶などのために上京した

原田:あ、(ガッツを)持ってきて頂いたんでしたよね。焼いてない半生の状態で(笑)

Gecco:ゲームショウの時点では台座も出来てたでしょう。

赤尾:台座は途中までですね。

Gecco:台座ラフと、甲冑はもう付いていましたね。リベットなどの細かいディテールはまだでしたけど、ドラゴンころしもできていましたし。あの時点で見た豆魚雷さんら関係者の間では、「これは間違いなく傑作になる」って太鼓判を押していましたよね。

原田:写真を送ってもらうたびに、毎回鳥肌立ててるんですけど。現物を見たときにゾクゾクっと来ましたもんね。

Gecco:やっぱり現物を見たときの、オーラっていうと大げさかもしれないですけど、威圧感がね。
何このボリュームみたいな。なんでしょう、僕が言うことじゃないかもですけど、名作臭がするみたいな。

原田:うん。これは造形の歴史に残るなと。初めてその時に現物を見て、「うわっ、でかい!」って。こんなにデカイと思わなかった。

Gecco:それは物理的なデカさだけじゃないと思うんですよ。単純に物が大きいだけじゃなくて……なんですかね?

原田:重厚感?雰囲気ですよね。

Gecco:はい、醸し出してるものがデカいっていう。ちょっと異様な感じがありましたよね。

原田:うん。

Gecco:その後に現物を見たのがトレフェスなんですよね。その時点でだいたいゴールでしたよね?

赤尾:あの時もマントが決まれば、あとは細かいところいじって終わりというね。

Gecco:ボウガンとかちょこっと作りこんで終わりという状態。その後、Geccoの事務所で披露して頂いて。

原田:みんないたんですよ(笑)。

Gecco:そう、明山さんとか山岡さんとか。
(※明山さん……-accent-/明山勝重さん。「スネーク」のペイントマスターを担当。)
(※山岡さん……山岡真弥さん。「スネーク」の原型を担当。)

原田タナベさん矢竹さんもいて。みんな揃っている所で。
(※タナベさん……JINTO/タナベシンさん。「バブルヘッドナース」「ヘザー」の原型を担当。)
(※矢竹さん……ACCEL/矢竹剛教さん。「三角頭」「バブルヘッドナース」「雷電」のペイントマスターを担当。)

Gecco:みんなの第一声が「うおおっ!」ですからね(笑)。「すげえすげえ」って(笑)。矢竹さんも「赤尾クン、これ来たな!」って言ってませんでした?

原田「めっちゃガッツや」って(笑)。

赤尾:顔を見て「めっちゃガッツや」て言ってましたね。……どう思ってたんだっていうね(笑)。


完成原型

原田:「こんなガッツな造形見たことない」ってね。「どっからどう見てもガッツ!」

Gecco:みんな褒め言葉しか言ってなかったですね。

原田:まだマントの形を荒く出した状態でね、これでいいじゃんって状態でしたけども、それでも造り直して。

赤尾:マントは作り方として、エポキシパテの土台の上にスカルピーを盛ってディテールを入れて、表面を焼いたら裏側を削りこんでもう一回盛る、ってやり方だったんですけど。マントは時間かかりましたよね。

Gecco:本体を一回捨てて一からやり直して、髪の毛も何回かやり直した記憶があるんですよ。
で、他がだいたいできた時点でマントに大苦戦してて……。スカイプで打ち合わせをしている目の前で、赤尾さんがマントのディテールをヘラでゴリゴリ落としてるの見ましたもん。
「ここの山がまとまりがないんでって」言われて、ちょうど真ん中の谷になっている部分をやり直して、もったいないなって。

原田:普通の商業原型師さんだったら、まず食べることが前提じゃないですか。はやく仕上げて、お金に換えて次に行く。そこを自分のこだわりでどんどん延ばすっていう。

赤尾:そんなんじゃないですよ、そのうち上がると思ってましたから。

原田:ハハハ。マント、これでいいじゃんいいじゃんって、周りが言っている状態で、そこは進めるだけでよかったんですけども、それでもやり直さないとと気がすまなかったんですよね?



赤尾:不安だったんですよね。今でも不安だし、正解かどうかも分からないし……これは言っちゃまずいのかな。

原田:えぇっ!

Gecco:いやいや、いいですよ。僕らは正解だと思ってますから。

赤尾:うーん……。

Gecco:まぁ、その辺は原型師さん特有の悩みなんですかね。
タナベさんらとお話してても、すんなり決まる時とドツボにはまる時があるって仰ってましたよ。ドツボにはまったときは、他人に説明できないと。
自分の中で何か違うという気持ちがあって、何回も何回もやりなおして迷いはじめるっていう。すんなり行くときはすごく早いと言ってましたけど。赤尾さんもガッツのマントは、僕らには分からない何かがあったのかなと。

赤尾:うーん。

Gecco:でも実際、そこで手を入れと良くなるのは確かなので。

原田:赤尾さんが前回悩んでいた雷電の髪の毛なり、このマントなり、形のはっきりしないものって、中々すぐ決まらないというか悩みやすいですよね。

赤尾:苦手ですよね。

原田:何しろ形の正解がないものですからね。

赤尾:ちゃんとイメージ出来ていないんでしょうね。

原田:手を動かしながら決めていくスタイルなんでしょうか。

Gecco:マントは今にして思えば、僕も最初に注文をつけてましたもんね。
サイドショーのオビ=ワンのマントの動きがすごく良くて、ああいうのをやりたいですねって。マントが風をはらんで情景が見えるというか、そこに辛い逃避行のドラマ性をすごく感じられたんで。
そういうのが欲しいなという話をした覚えがあります。それがプレッシャーだったとか……?


サイドショーのオビ=ワン

赤尾あまり覚えてないですね(笑)。

Gecco:そうですか(笑)。

原田:そう言えば、僕一回頼まれてマントを描きましたね。それがちょうどコミコン前……?

赤尾:行ってる最中じゃないですかね?

Gecco:原田さん、マント二回描いてるんですよ、一回目はゼロから描いて、二回目は裾のはね方を。

原田:そんなのありましたっけ?

Gecco:二回目は赤尾さんが造形したあとに描いて、ハネを巻き込むか流すかって。

原田:それは覚えてないですね。

Gecco:僕が勘違いしてるのかな?

原田:僕はマントに関しては一回形になってからも、ひたすら待っていた記憶があります。

Gecco:記憶があいまいですね……。

原田:昔すぎて覚えてないですが、どんな形がいいかわからないから考えてくれって、作る前から赤尾さん、マントに相当不安を抱えてたのは確かで。マントはえらい事になるって予感が、赤尾さんの中にすでにあったわけですよね。

赤尾:そういうことなんでしょうね。

原田:最終的には、僕はすごく良いと思ってますよ。大好きですよ。

赤尾なんか不安になってきた。

Gecco:ええー、終わったのに(笑)。

赤尾:時間のかかり具合といい……。

Geccoそれだけの物になったじゃないですか!

原田:これで売れてくれなかったら、浮かばれないなぁ。

Gecco:それ、雷電の時も言ってましたよね(笑)。この対談を掲載する時点で、値段とか発表になってるんですよね。値段ありきで話をしますけど、えらいことになってますから……。

原田:値段の話もしないといけないですね……。

続きます!

第一回はこちら

ご予約受付中です!後悔はさせませんので、ぜひ!
ベルセルク/ ガッツ 1/6スケールスタチュー ロスト・チルドレンの章 黒い剣士Ver.

◆原田プリスキン◆


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