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Gecco×豆魚雷『Bloodborne ブラッドボーン/ 狩人(ハンター) 1/6スケール・スタチュー』予約受付開始!にいたるまでの道のりと、見どころのご紹介です

            
こんにちは、原田プリスキンです。

企画と制作と発売がGecco、企画/制作協力と販売が豆魚雷による新作
Bloodborne ブラッドボーン/ 狩人(ハンター) 1/6スケール・スタチュー



ついに本日、予約受付開始になりました!長かったなあ!

SCEさんに作りますの発表をしていただいたのが、昨年9月の東京ゲームショウ。



このときは「フィギュア化進行中」とうたっておきながら、このノコギリ鉈のみができている状態でした。
そのほかは影も形もなかった!じつは!

『Bloodborne』をはじめ、あらゆるタイトルで活躍するSCEの敏腕広報・北尾さんによる
「せっかくなのでなにか実物見せられないですかッ」
という発言により、

「作らないという選択肢はない!」
「何作りましょ」
「これしかないでしょう!」
「このぶっそうなヤツですね!」

という話をした直後(2014年8月28日)には



原型担当の赤尾慎也さん(HEADLONG)からこの写真が送られてきたのだった。
ちなみに、当時彼は「ガッツ」で壮絶に煮詰まっていたのだ……。

「赤尾さん」
「はい」
「ガッツ、止まってますけど」
「……。」
「早いですね」
「……。」
「最近ゲーム、なにやってます?」
「ダークソウル」



そしてその二日後、8月30日には完成し



こうしてティーザー画像を作ってお披露目……。
もう、ほぼ1年前なのか!

どういうスタチューにするか?
選択肢はひとつ。



この立ち姿。
「Bloodborne」と言われたらまっさきに浮かぶビジュアルがこれなのですから、これでいくしかないでしょう!
満場一致で決定しました。

そしてゲーム発売のほぼ2週間前となる3月12日、



秋葉原UDXシアターで開催された「Bloodborne 完成発表会」で初の原型展示!



こんなふうにズバッと発表していただいて、話題になりました。

さすがにゲームの発売日(3月26日)合わせでフィギュアの予約も開始なんてのはムリだけど、あとはディテールを詰めるだけ!


思っていたのが

ご覧ください、3月12日時点の途中原型



本日予約受付が開始されたものと、比較してみましょう。



……。

ならべてみると



ホラーだ……。
これがホラーだ……。

・ポーズ
・等身
・体格
・あたま
・銃の大きさ

いちいちあげていったらきりがない、みてのとおり!ほぼ全部!作り直した!のですよ!

春に予約開始なんて甘かったなあ!

この原型をフロム・ソフトウェアさんへ持って行き、「Bloodborne」のデザインチーム=佐竹大輔さん、中村浩さん、藁谷雅典さんのお三方(発売中の「フィギュア王」には、インタビューが掲載されています!読み応えあるのでぜひ!)にご覧頂いた最初の監修は、一時間半に及びました。

それは、ゲームが発売される2日前となる3月24日のこと。
その監修でいただいたコメントー

「ポーズが決まりすぎているので、もっと自然な、落ち着いた感じに」
「体格も、ムキムキだと思います。もっと実践的な、必要な筋肉のみにしてもらえないでしょうか」


お三方は非常に紳士で、「あくまでできる範囲で、構わないのですが」と前置きをしてくださっていたのですが、いざ二日後にゲームが発売されてプレイして「Bloodborne」の世界観に対する理解を深めるにつれ、こいつは絶対直さねばならぬ事項であると。

「赤尾さん……」
「ゲームやったらね、納得しましたよね。大丈夫です、やりますよ」
「Geccoさん、納期は……進行どうします?」
「よいものにしましょう、なによりもそれです。」
「赤尾さん、どこまで行きました?」
「ヘムウィック」



やれるところまでは直しましょうの精神で修正を繰り返しました。
「Bloodborne」デザインチームの皆様から送られてくる修正指示書は本当に具体的かつ丁寧でわかりやすく、お見せできないのが残念なくらいです。

そして、5月15日に原型が完成。
複製作業が終わり、ペイント担当である明山勝重さん(-accent-)に引き渡されました。

「明山さん、やりました?Bloodborne」
「普通に楽しくやりこんでました……。」

原型が仕上がらない間、明山さんは寝る間を惜しんで「Bloodborne」の研究にいそしんでいてくれたのです。なんて仕事熱心なんだ!

そんなわけで、明山さんのペイントはごくこまかな修正指示のみで、ほぼ一発OKに!
落ち着いていて、しかしけして地味にはならず、「Bloodborne」への理解レベルが高すぎるうえに模型映えしまくるという素晴らしい仕事ぶりを披露してくれました。

……。

というのは、長い長い前フリでございます。長かったですね。

じっくり紹介させていただきましょう、「Bloodborne ブラッドボーン/ 狩人(ハンター) 1/6スケール・スタチュー」!

















どこか枯れたようで病んだような、しかしものすごく格好良い。
スタチューを眺めたときのカタルシスというのは、バシッとキマったポージングから生まれるとは限らないのですね。

キャラクター、世界観に造型と塗装がシンクロすれば、シンプルな立ち姿だけでもここまで気持ちよいものになるんだなあと、しみじみ勉強になりました。

彩度はぎりぎりまで抑えつつの、質感表現と思い切ったコントラストを駆使するという明山さんのテクニックが冴えまくり、他ではなかなか見られない仕上がりになっているのではないでしょうか。





さきほど「シンプルな立ち姿」と書きましたが、シンプルはシンプルでもただのシンプルではありません。
この丸まったような背筋。ふうっと息を吐き、肩を下げたような前後の動き、空気感が感じられます。
調整に調整を繰り返し、ビシッとキメてはいけないながらも模型の立ち姿として映えるものにするという、相当に難しい要件をクリアしています。



コートのはためきは、ただ下に下ろしてしまうと立体として面白くない。
しかしやりすぎると、あまりにヒロイックさが勝ってきてしまう。

立体映えするものであり、かつ落ち着いていて、世界観をきちんと反映するという、きわどいポイントにきちんと落とし込むことができたと思います。



銃は、赤尾(慎也)さんの弟・雅紀さんによるデジタル造型をベースとしています。
まずはゲームのモデリング準拠で出力されたのですが、「bloodborne」デザインチームの要望により3割増しの大きさで出力しなおされました。

大きくなった版を見せたときの「大きくしてよかった!」「よかったなあ!」というデザインチームの皆様の反応を見て、僕も「よかったなあ!」と思いました。この状態で前の原型を見ると、やはり左手まわりがとてもショボく思えてしまうんですね。



ガントレット部分の造型は、デジタルじゃありません。アナログ……ということは、いまさら何言ってるんだと思われるかもしれませんが、粘土で作ってあるわけです。



この人が粘土で作っているのですよ、手でこねて、細くしたり平たくしたりして細かいことを、粘土をこう……。
あらためて考えてみると、すごいことだなあ!
(金色の部分は2時間くらいで作ったそうです)
こうやって僕えらそうに見どころの紹介なんかしてますけど、この錚々たる才能の面々からしたら金魚のフンみたいなもんですよ。



この「ノコギリ鉈の変形」は、絶対やらなければいけませんでした。なぜなら、変形しないとガッカリするから。



布は布でもその厚みや素材感、そして革はしっかりと革で、使い込まれた感じとか傷んだ部分とか、よくまあここまで演出できるものだなあと感心します。そこに明山さんの彩色がハマりまくって、とても上品なヤレ具合を醸し出しています。



ベースはとても悩んだポイントです。
ゲームの発売前だったので、発表されているスクリーンショットを眺めまくって、良さそうな要素を探すところからはじまりました。

「石畳と水たまりはどうか」ということになったので、いったん僕がCGでイメージを作成。



それを赤尾さんが立体化し、アレンジを加えてこの最終形になりました。


ベースの要素に車椅子の車輪を入れたいということで、どうにか入れ込もうとしていたのですが、さすがにムリがありましたね……。ボツでよかった。(でも終盤まで、隙あらば入れようとしていました)



うーむ、とても非常に「Bloodborne」だ……。

そして!

「Bloodborne」といえば、血です。

しかし、わからない人にはとことんわからない話なのですが、
「映画やゲームで血を見るのは、好き。でも、モノとして血のついたものを部屋に置くのはイヤ」という方は、意外と多いものなのです。

というわけで、返り血を浴びたものは限定版にしよう(生産もたいへんなので数量も上限設定して)ということに。

そこで考えたのが、







いるじゃないですか、上品で耽美な血糊表現を得意とする人が。
雅隆ローランさん(ケサランパサラン)。

血のついてない造形物は無いんじゃないかってくらいの、ホラー造型の鬼才です。
もう本当に、血まみれの造形作家。

血というのは基本的に、生理的嫌悪感をもたらすものです。しかし「Bloodborne」の血は、そうであってはならない。
そしてゲーム中では頭からビシャビシャに血を浴びますが、フィギュアでそれをやったらえらいことになります。
そのへんのバランス感覚でもって、



バッチリ仕上げていただきました。その名も「Puddle of Blood」(パドル オブ ブラッド=血だまり)版!



通常版で水たまりだった部分は、血だまりに。



足元には獣との死闘のあとを髣髴とさせる血しぶきが。



ゲーム中のように頭からビッシャリにすると台無しなので、基本的に末端を濡らしていくイメージで。



ノコギリ鉈は、一番血に触れる部分なので一番血がついていますね。



コートの裾などは、さっき付いた血ではなく、こびりついたりしみこんだような表現にしました。



さて、こちらは通常版の瞳。ブルーです。



こちらはグリーン系の瞳。限定版です。

デザインチームの方々に、「瞳は何色にしたらいいですか?」とたずねたところ「ブルーとグリーン、ふたつのサンプルを作っていただいて、見せていただくことはできますか?」と。

それが発端となり、通常版と限定版でカラーリングを変えることにしたというわけです。






さて、この通常版と限定版。あくまでも、お好みのほうをチョイスしてね、というコンセプトでの2バージョンリリースです。
もちろん両方買ってもらったら嬉しいですけど、そういう値段でもないと思うので……。
(高くなってしまい、すみません。でもGeccoさん、血が吹き出て血だまりができそうなくらいの企業努力をしているのです)
(ちなみに、限定版のほうは通常版より2ヶ月遅れた16年2月のリリースです!ご注意ください。)



そんなわけで、たいへんにお待たせしていましたこの「狩人(ハンター)」スタチュー。
お待たせしていたのには理由があり、その理由に見合うだけのものになったと胸を張れる自信作です。

ぜひちょっとだけ悩んで、そしてどっちにするかでまた悩んで、そしてどちらかをぜひ、予約してくださいませ!
よいものをお届けいたします。

ご予約はこちらからどうぞ!↓

Bloodborne ブラッドボーン/ 狩人(ハンター) 1/6スケール・スタチュー

【数量限定生産】Bloodborne ブラッドボーン/ 狩人(ハンター) 1/6スケール・スタチュー パドル オブ ブラッドVer.

よろしくお願いいたします!

◆原田プリスキン◆

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