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誰もが癒しに包まれた!これを読むと人形に会いたくなる、Geccoさん『Bloodborne ブラッドボーン/ 人形Q&A!』

            

お帰りなさい、狩人様。

 

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Gecco『Bloodborne(ブラッドボーン)』シリーズ最新作、人形1/6スケールスタチュー

そのあまりの美しさ、息を呑むクオリティに誰もが驚嘆されたことと思います。


そんな究極の”人形”スタチューに関して、Geccoさんに色々と質問してみましたよ。
興味深い裏話もあり!?
これは必見ですよー。

 

Q1.人形立体化の経緯は?

 

以前のE3(※北米最大規模のゲームイベント)でBloodborneが発表されたのを拝見し、原型師の赤尾さんをはじめ所謂「ひと目惚れ」で狩人を作ろうと思い立ちました。

 

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その後、実際にゲームをプレイしてみてその世界観やハードなゲーム性にさらに魅了され、シリーズとしてフィギュアを出し続けたいと願うのは、ごく自然な流れだったと思います。

 

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実際にBloodborneの世界にどっぷりと浸り、ゲームをプレイし続けると神経が張り詰めるのか、とても疲れるんですね。
その中で常に癒しを与えてくれる人形ちゃんもフィギュアにしたいと思ったわけですが、たぶんBloodborneをプレイしたことのある方ですと、そんな気持ちをご理解いただけるんじゃないかな、と(笑)。


Q2.原型師・林浩己氏を起用された経緯は?

 

フィギュア業界で知らぬ者はいない凄腕の原型師さんですので、ぜひ原型を作っていただきたいと以前から願っていました

 

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※林浩己氏はリアル女性造形の第1人者として有名。

 

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※氏の手掛けた、まさに神がかり的クオリティの女性フィギュア達!

 

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※まさに生きているかのよう…。驚愕の造形です。

 

やはり有名な方ですから、いろんな方から紹介していただけることになったのですが、一度にまわりからコンタクトを取ろうとすると、林さんも驚かれる(怪しまれる)かと思いましたので、情報整理をしながら、人形の原型をお願いしました


Q3.お気に入り、こだわりポイントは?

 

毎回同じことを言いますが、やはり全部がお気に入りですね(笑)。
…と、それでは質問の意味がないのであえて絞るとしたら「雰囲気」でしょうか

 

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ふだん、フィギュアを評価するのに細かなディテールや彩色だけでクオリティを語る傾向にありますが、本当の意味で良い作品というのは、それに見合った「雰囲気」を感じさせるものだと思うんですね

 

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僕らがフィギュアを作る際、必ず「裏テーマ」を持つようにしています。
もちろん造形以外のことをテーマにすることもありますが、こと造形に至っては「遠く離れたところから見て、人を引き寄せる何か」が必須だと考えています。

 

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例えばフィギュアのイベント会場に行くと、様々なメーカーさんのフィギュアがひしめき合っていますよね。
そこで瞬間的に注目を集めるには、人の目を引きつけるだけの魅力を醸し出さなければ簡単にスルーされてしまいます。

 

ウチの第1弾アイテム「レッドピラミッドシング」の場合、原型師の赤尾さんには「大鉈を引きずる『音』を感じられるものにして欲しい」とお願いしました

 

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それって耳障りで嫌な音だと思うんですが、サイレントヒル2をプレイした方なら、その「音」を想像できると思うんです。

フィギュアをパッと見て、瞬間的に音を想像し、ゲームの世界に引き込めたら、僕たちが目指したものになったのではと思います。

 

それはキャラクターによって「熱」であったり「におい」であったりするのですが、5メートル離れたところからでもそれを感じさせることができたら、僕らの掲げる「裏テーマ」が達成できたということなんでしょうね

 

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人形の場合、癒される雰囲気をどう醸し出すかが重要なポイントでした。
そこには儚さや、どこかしら悲しさみたいなものも内包されていて、林さんの造形と明山さんのペイントで、そこをキッチリと表現できたと思っています

 

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ですので「形にないものを造形で表現する」のがこだわりポイントであり、お気に入りと言えるのではないでしょうか


Q4.今回一番苦労した点は?

 

今回、林浩己さんには相当ご無理をお願いしまして、原型を制作していただきました。

 

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ただでさえお忙しい方にも関わらず、昨年のサンディエゴ・コミコンで途中原型を展示したり、フロムさんの監修もあったりで、度重なる作業の中断があったにも関わらず、スケジュールを調整してくださったり、一切の妥協をすることなく原型を仕上げてくださいましたので、相当ご苦労なさっただろうと思います


Q5.なぜ台座を赤尾慎也氏に依頼されたのですか?

 

人形の原型を林さんにお願いした時点で、まずは本体に集中していただこうと考えていました。

 

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しかし台座の造形で狩人と同じシリーズに見えなくなってしまうと本末転倒ですから、台座の原型は赤尾さんにお願いしまして。

 

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狩人の夢(ゲーム中で人形の居る場所)を上手くアレンジしていただきました。


Q6.狩人と並んだ写真を見て、スケールが違ってるんじゃないかと思いましたが?

 

人形は思いのほか背丈があるんですよ。
そこは設定どおりと言いますか、狩人と比べてだいたいアタマ1個分くらい背が高い。

 

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人形から感じる癒しは、声やデザインもさることながら、この大きさも影響してる気がしますね。

 

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何とも言えない「包容力」みたいなものを感じます。


Q7・その他、裏話などありましたらお聞かせいただいてよろしいでしょうか?

 

林さんはきっとお忙しくて、断られるんだろうなぁと思っていましたが、ご快諾していただいてとても嬉しかったのを覚えています。

 

ある日、大阪へいらっしゃる機会があるとお聞きしたことがあったのですが、タイミング悪く僕は中国に居たんですよ。
でもどうしてもお会いしたくて、急きょ1日だけ帰国し、林さんとお会いした翌日にもう一度中国へ飛んだりもしました(苦笑)。

 

 

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あと、人形の原型を見た方は皆さん一様にため息をつかれますね。
何と言いますか、お腹の底からほぅーっという感じで(笑)。

 

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ペインターの明山さんもそのおひとりで、「雰囲気があってすごくイイですね」と仰っていました。

 

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そこはプロフェッショナルだけあって、原型を見た時点で完成したイメージを掴んでいらっしゃるのだろうな、と。

林さんの造形をスポイルすることなく、Blodborneの人形らしさを表現してくださったのは、明山さんだからこそだと感じています。

 

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はい、Geccoさんへの人形Q&A、いかがでしたでしょうか。
作品、造形に対する並々ならぬ情熱とこだわりに触れて、ますますこの人形が魅力的に感じます!
人形1/6スケールスタチュー、皆様どうぞお見逃しなく。


ご予約はこちら↓
Bloodborne ブラッドボーン/ 人形 1/6スケール スタチュー
https://www.mamegyorai.co.jp/net/main/item_detail/item_detail.aspx?item=490176

 

ただいま、高円寺店にて人形ちゃんのサンプルを展示中です。

 

 

さらに!

豆魚雷スタッフお手製のBloodborneの「灯り」も展示しております。

 

 

是非、記念撮影をしに来てくださいな。

お待ちしております!


●メルビン桑沢●


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