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Gecco新作、ハードスーツスタチューに込められた思いを探る。Geccoさんに直撃インタビュー!

            

 

こんにちは桑原です!

発表から今日に至るまで、

その規格外な大きさと膨大な情報量を完全再現し、

波紋を広げていたGeccoさんの新作、

 

GANTZ:O/ ハードスーツ 岡八郎 1/6スケール スタチュー

 

 

ご予約受付開始と共に、僕の独断レビューを公開させて頂きましたが、

 

全てが規格外。岡八郎、ハードスーツを身に纏い、転送先はあなたのお宅。

 

本日はGeccoさんにインタビューした内容をまとめ、

制作秘話に迫っていこうと思います。

 

それでは早速!

 

桑原(以下・桑):

本日はお忙しいところありがとうございます!GANTZは全巻持ってる大ファンですので、個人的な興味込みで色々お伺いさせて頂きます!よろしくお願い致します。

 

Geccoさん(以下・Gecco):

こちらこそよろしくお願い致します!

 

 

桑:

『GANTZ:O』シリーズ。レイカに引き続き第二弾になりましたが、シリーズ発足に至った経緯をお伺いしたいです。やはり、まずGeccoさんが欲しいという部分でしょうか?

 

Gecco:
実は…。と、勿体ぶるほどのことでは無いのですが、Geccoを立ち上げて初めて自社製品を作ると決めたとき、一番最初に企画したのが原作コミック版のGANTZでした。

 

桑:

なんと。これは結構驚いた方もいる情報だと思います!

 

Gecco:

もともと奥先生の作品が大好きだったのもあり、本編とまた違った魅力で描かれる「扉絵」をモチーフに、特定のキャラではないGANTZスタチューを作りたかったんですね。

 

ムフフなものから、ヒロイックでクールなものまで幅広いのです。


桑:

なるほど、扉絵!女性キャラだと、ピンナップガールっぽい雰囲気もあって、立体映えしそうです!

 

Gecco:

ただ実績も何もないころでしたので、残念ながら力及ばずで実現することが叶いませんでした。むしろ、いろんなフィギュアを作る機会を頂けたのもあって、立体にするにはかなり難解な構造であるハードスーツを今に挑戦することが出来ましたので、結果的には良かったのかも知れませんね。もちろん今回も「欲しい」というのが最大の理由であることに変わりはないのですが。笑

 

桑:

やっぱり。笑

個人的には「マスプロダクトでこのラインナップとこの完成度。」と驚嘆したので、一番最初の「サイレントヒルシリーズ」が印象的でした。ということはGANTZの次にサイレントヒル、という企画が当初の予定だったんでしょうか?

 

Gecco:

いえいえ、ウチのデビュー作である三角頭を出す前、「某有名キャラ」(異星人戦闘民族のヤツらです。サイヤ人じゃないよ。)の商品化権を取得できたのですが、いよいよ原型に着手するというタイミングで日本の窓口を担っていた会社が倒産してしまいまして…。

 

桑:

それはそれは...波乱の船出だったのですね。Geccoさんの送り出す「某有名キャラ」見てみたかったです...。

 

Gecco:

そんな紆余曲折を経て、GANTZ屈指のストーリーである大阪編がフルCGアニメになると知り、改めてスタチュー化にトライしました。

 

桑:

なるほど〜。積年の思いがこもった企画というワケですね!一問目から、かなりコアな回答を頂きました。 

 

では、次にハードスーツスタチューの見所や見て欲しいポイントはどこでしょうか?

 

Gecco:

とにかく、ライティングまで緻密に計算されたフルCGアニメですので、劇中のスピード感や夜間のシーンであるために鮮明には分からなかったディテールを完全再現しましたので、隅々までなめ回すように見て頂きたいですね。

 

傷があったり、手の甲の部分にこんな溝があったのか...。

 

桑:

そうなんですよね!今回改めて『GANTZ:O』観直しまして、ハードスーツもぬらりひょんも超スピードで戦ってるので、本当に細部が確認しにくい。劇場では一時停止も出来ないので、一回じゃとてもじゃないけど細部を見てるヒマありませんよね。

 

Gecco:

加えて、レイカと同じくスーツの素材感もそのひとつですし、頭からのびるコードで覗き見ることができなかった背面のディテールなど、かなりエグイことになっていますので。笑

 

エグイことになっていた...!隠れるのがもったいない。

 

桑:

確かに...!ハードスーツの背面ってピンとこないですね...!これは、購入した方はコードを掻き分けて、じっくり堪能して頂きたいですねぇ。

 

各部のディテールと言えば、『GANTZ:O』ではスーツや各種武器。バイクなどデザインが更に精密になっていたり、変更点がありましたがハードスーツにもそういった点はありましたか?
 

Gecco:

原作とは別モノといって良いほどブラッシュアップされていますね。このあたりはCGアニメだからこそ映像化が可能になるのでしょうけれど、ただディテールが追加されているだけではなく、各部の素材感なども含め「人智を超越したメカ」なんだとパッと見で伝わるほどのデザインに驚愕しました。

 

見比べると、結構違うんです。

 

桑:

スタチューではポーズが固定になりますが、ハードスーツというと、どっしり構えた「静のポーズ」からアグレッシブに攻撃をする「動のポーズ」まで幅広い印象を抱くのですが、今回のポーズにした理由をお伺いしたいです。

 

Gecco:ハードスーツの特徴のひとつにアンバランスさを感じるほどボリュームのある腕がありますが、これをどうポーズに落とし込むかが悩ましく、静でいくか動でいくか迷いました。ただ、原作のイメージが強いのかも知れませんが、はじめてハードスーツが登場したときの何とも言えない威圧感…というか異形な怪しさに圧倒されたのもありまして、今回のポーズを選択しました。

 

ちょっと傾いてるのがお分かり頂けますでしょうか?

 

ただ立っているのではなく少し片方へ重心を移し、静から動へ移行する直前をチョイスすることで、「只者ではない」感じを狙ってみたのですが、それが上手く醸し出されているとよいのですけども…。

 

桑:

微妙な重心の傾け方。確かに、「一瞬の表現」ですね。早く実物を見てみたいです。

 

実物はまだですが、先日のワンフェスでほぼ原寸大のパネルの展示があり、「やっぱりデカイ!」と改めて実感しました。

 

周りのGecco製品と比べてもその大きさは一目瞭然。

 

実家の犬よりデカイっす。

 

頭部までの大きさが42cm。肘刃の先端までだと57cm。『王たちの化身』を越える最大級の製品になり、価格、サイズ的に購入時のハードルが高くなる部分があったと思うのですが、ラインナップに加える際に迷い等はありましたか?

 

Gecco:

迷ったかどうかですと、何の迷いもありませんでした。もし他のメーカーさんからデキの良いハードスーツがフィギュア化されていたらこの企画を立ち上げることは無かったかも知れませんが、「面白いことをやろう」「自分たちが胸を張って納得のいくものを作ろう」とするとき、ブレーキを掛けていたら実現は難しいですよね。

 

桑:

ええ、そのブレーキの掛からなさが、Geccoさんの「やりすぎ感」「突き抜けてる感」に繋がってる気がします。

 

Gecco:

もちろん原型を進めていきはじめてすぐに「あ、これは相当高額なスタチューになってしまうな」と思っていました。語弊を恐れずに言いますと、今の半額にすることももちろん可能です。これは以前もお話ししたかも…ですが、コストカットをするということは何かを犠牲にしなければなりませんよね。ハードスーツの場合ですと、台座をなくす、頭のコードを同じ形状にして使いまわす、岡の顔を再現しない、肩から指先まで一体成型にするなど、いくらでも案はあります。ですが、それが本当に魅力あるものなのかと聞かれると、どう考えてもそうならないな、と。

 

顔だけじゃなく、マスクの裏側まで再現。「そこまでやる?!」を本当にやるんです。

 

桑:

そうですね。もし、その半額版ハードスーツを見ていたら、一Geccoファンとして「らしくないなぁ」と思ってしまう物であると思います。

 

Gecco:

ありがとうございます。ハードスーツのスタチュー化を楽しみにしていた方にはおいそれと手が出ないほどの高額商品になってしまったという点で申し訳ないなと思う反面、中途半端なものでお茶を濁し、せっかく身銭を切って購入してくださるのにクオリティという最も大切な部分で我慢を強いるのは、僕らの選択肢には無いなというのが偽らざる気持ちです。

 

桑:

ご予約価格が12万円弱ということで、1ヶ月に1万円貯めても、1年。コレクターの方にとってもかなり高額な部類の製品になりますよね。高額になろうと、Geccoさんの持ちうる最大限のクオリティで送り出す。その熱意とこだわりは写真からも感じます。そのこだわりを貫くのは、購入して下さる方への何よりの誠意だと思いますし、その想いを通したうえで、「購入するか否か」その選択はユーザーに委ねるということですよね。"ものづくり"への熱い精神を感じます。

 

次の質問に移らせて頂きます。Geccoさんの製品を通じて、「原型師」や「ペインター」という方にも目を向けるようになった方も多いと思います。

 

今回原型を務めた方が、ジェームス・マルサノ氏という方で、Geccoさんの製品では初参加の方と思います。原型を務める事になった経緯や、得意とするジャンル等をお伺いしたいです。

 

Gecco:

ジェームスとの出会いはエリック・ソーサに紹介してもらったのがキッカケでした。

 

エリック・ソーサ氏原型のウルトラマン

 

Gecco:

数年前、エリックの紹介でサンディエゴコミコンの翌日に映画のプロップを作る某スタジオへ遊びに行ったのですが、そこでジェームスと出会ったのが最初です。その後、日本のホビーイベントに参加するエリックに同行して来日したのですが、その際ウチの事務所へ遊びに来て、偶然GANTZの話になりまして。ちょうどハードスーツの原型をどうしたものかと考えあぐねていたところでしたので、ジェームスに相談したところ、快諾してもらえたのでお願いしました。ジェームスはいろんな海外メーカーの原型を手掛けているのですが、僕がほれ込んだのが「ゴッサムシティ・ガレージ/ スーパーガール スタチュー」ですね。

 

「ゴッサムシティ・ガレージ/ スーパーガール スタチュー」


ほどよい造形アレンジとパッと見で伝わるシチュエーション、過度なエロさではなく、健康的な色気を感じる造形がとても気持ちよかった、というのにシビレました。

 

桑:

Geccoさんの製品では、その原型師さんの「〜さんならでは、の造形」を堪能出来るので、今後もジェームス氏の手腕が振るわれる事を楽しみにしております!

 

今回、原型制作アシストとしてレット・メイソン氏もクレジットされていますが、具体的にどの部分を担当していらっしゃるのでしょうか?

 

Gecco:

これはデジタル造形の恩恵でもあると思うのですが、パーツによって全体のシルエットやボリューム出しをサポートしたり、逆にジェームスが手掛けたパーツにディテールを入れ込んでいったり…という部分です。何となく漫画家さんとそのアシスタントというのがイメージに近いのかも知れませんね。

 

桑:

す、すごい...。レイカの手原型をスキャンして、スーツのテクスチャを加える手法にも驚きましたが、『GANTZ:O』シリーズ、ハイテクな工程が盛り込まれていますね、凄い。

 

次は原型の面ではなく、塗装の面でお伺いさせて頂きます。ハードスーツといえば、常に激戦を繰り広げ、劇中でも返り血を浴びている印象があります。製品に反映させなかった理由をお伺いしたいです。

 

Gecco:

血は非常にナーバスなモチーフですね。特定のシーンを再現する場合、対象のキャラが返り血を浴びていたりすると再現するのが当たり前のことなのですが、意外と嫌悪感をおぼえる方もいらっしゃるんですね。例えばBloodbornneのように「血」がキーワードとなる作品の場合は、スタチューに反映させますが、そのカウンターとして返り血を浴びていないバージョンもご用意させていただきました。

 

これ、迷ったよね〜〜分かる。

 

もちろん他のキャラでもそういった選択できるラインナップをご用意できると良いのですが、ハードスーツは高額商品ですので、そこは除外しました。

 

…って、あまり上手い説明にはなっていませんね。たぶんこれも僕の直観的な判断だったと思うのですが。苦笑


「どこまで彩色に盛り込むか」いつも悩ましいです。

 

桑:

ハードスーツへの返り血が無い分、メカとしての質感や雰囲気を十分に堪能出来ますね。GANTZの特徴の一つであるグロテスクな雰囲気は、台座に転がっている「ぬらりひょんの尻尾」で味わえます。

 

「返り血ペイント+尻尾」だと、グロテスクな印象が先行してしまいそうですし、その辺のバランスもコントロールされているのを感じます。

 

Geccoさんの製品に使用されている素材は、「ABS/PVC」の組み合わせの製品が多い印象ですが、今回「レジン/ポリストーン/ABS/PVC/ソフトビニール/金属」と異素材を組み合わせて再現されています。ここまで多くの素材を採用した理由をお伺いしたいです。

 

Gecco:

素材選びは様々な理由からなのですが、やはりキャラクターそのものやパーツを再現するには、この素材が適しているだろうという判断で素材を決めています。例えば頭のコードですと、ただダラリとぶら下げておくだけなら柔らかいPVCで再現できますけども、それだと「コードの流れ」を再現することができません。

 

 

となれば中に針金を入れて、自在に曲げられるようにしたいですし、他に台座ですとしっかりとフィギュアを支える必要がありますから、ポリストーンのような重い素材を選ぶ必要があります。また、素材によって向き不向きがあるのも素材選びの基準になりますね。


桑:

なるほど〜。質感の再現や、動きの表現という点以外にも安定性の為であったり、多くの製品でABSによる内骨格を仕込んでいたり、長く楽しむ為の心遣いが施されていてユーザーフレンドリーだなぁ。と、しみじみ感じます。

 

では、最後の質問です。『GANTZ:O』シリーズでのラインナップ、劇中デザインに準拠したリアルフィメール系のレイカ。マスプロダクトとして初の立体化であるハードスーツ。両方Geccoさんらしいチョイスだと思いますが、『GANTZ:O』シリーズ今後のご予定や立体化したい物はありますか?

 

Gecco:

個人的には鈴木のおっちゃんや西君も欲しいところなのですが、流石に商品となると難しそうですね。笑

 

敵は星人、おっちゃんは聖人。

 

桑:

おっちゃん...!隙間産業もいいとこですね。笑  西君は原作大阪編では登場しないものの『GANTZ:O』では、西君らしさを遺憾なく発揮してくれましたねぇ。「不敵な笑みを浮かべながらステルスモードに移行する瞬間をクリアパーツを駆使しての立体化」見てみたいです。妄想全開ですね。笑

 

「バチッバチッ」は西君の枕詞みたいなもんですからね。

 

ステルス機能で、クラスの女子の背後を取る中学生が他にいますか?

 

Gecco:
実現できるかどうかはわかりませんが、原作コミック版のスタチューも作ってみたいです。『GANTZ』ではありませんが、同じ奥先生繋がりということで、『いぬやしき』も面白いスタチューが出来そうな気がしているのですが…。緻密なメカと皺だらけのジジイって、そそられません?凄く魅力的な造形になると思うのですが。笑

 

読みましょう、みなさん。

 

桑:

メカジジイ!武器として持ってるのではなく、ジジイの身体からハイテク武器が展開されるのが堪りませんよね。うん、立体映えするなぁ〜!改めて、奥先生の作品は最高ですね。質問は以上です。本日はありがとうございました。今後のラインナップやリリースも楽しみです!

 

Gecco:

こちらこそありがとうございました!『GANTZ:O』シリーズのスタチューをよろしくお願い致します!

 

 

インタビューは以上です。

今回もGeccoさんのこだわりと、作品への愛を感じる事が出来ました。

価格としては高額にはなりますが、ハードスーツの製品化自体が稀なうえに、

ここまでのクオリティとサイズで世に送り出されることは、

ほぼ奇跡と言っていいと思います。いや、奇跡だ。

 

『GANTZ』という作品の立体化は、

女性キャラが圧倒的に多く(かわいくてムフフなので仕方ない)

かなり貴重な機会となっていますので、気になっている方はこの機会お見逃しなく...!

 

ご予約はコチラからどうぞ

 

GANTZ:O/ ハードスーツ 岡八郎 1/6スケール スタチュー
 

 

GANTZ:O/ レイカ 1/6スケール スタチュー​

 

 

レイカのご予約締切は近付いていますので、ご検討よろしくお願い致します!

 

 

◎桑原◎

 


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