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「時間の征服者、偉大なる種族」Geccoの原動力とも言える超意欲的シリーズから新作登場!

            

こんにちは桑原です。

Geccoさんのシリーズの1つ。

「ポール・コモダ×クトゥルフ神話」から新作がご予約開始になりました。

 

イースの大いなる種族 ノンスケール スタチュー 塗装済完成品

 

 

圧倒的ディテールで埋め尽くされたこのスタチューは勿論、

このシリーズ自体の凄さを改めてご紹介していこうと思います。

 

●Geccoの原動力と、挑戦

 

世に存在する多くのフィギュアやスタチューが、

いわゆる”キャラもの”であり、

元の作品が好きな人に対して刺さる製品が作られていきます。

 

「精巧に出来ている」

「付属品のセンスが良い」

「ギミックが良い」

 

これらは単純に出来の良さに直結し、あとは


「立体化が稀」

 

そんな要素が組み合わさり、予約や購入に至ると思います。

 

しかし

 

クトゥルフ神話は”キャラもの”とは逸脱しているように思えます。

 

キャラクターのいくつかは、作中の記載を基に挿絵やイラストが存在するので、

広義の意味で言えばキャラものに該当するでしょう。

しかし、その肝心となる作中の記載にも色々なパターンがあります。

その振れ幅こそがクトゥルフ神話における面白さの一つでもあるのですが、

逆を言えばキャラクターが先行する立体物においては、かなりリスキーな道とも言えます。

 

Geccoさんのホームページを訪れた際、真っ先に目に入ってくる文言。

 

 

「自分が欲しいと思うモノを形にする」それが原動力。

 

Geccoというメーカーが「何をしたいか」というのが一目で分かり、決定版と言える製品を多数生み出してきた実績も頷けます。

そりゃコレクターなら良い物が欲しいですもんね。

 

このシリーズで注目して頂きたいのが、

単なるクトゥルフ神話のキャラクターの立体化ではなく、”ポール・コモダによるデザインで統一されている”ということ。

 

 

第一弾のクトゥルフ、第二弾のニャルラトホテプと並べた際に統一感が生まれ、その存在感は個々が醸す以上に重厚なものに。

キャラクター自体にフォーカスを当てるのではなく、クリーチャー造形においてその名は避けて通れないクリエイター、ポール・コモダ氏にフォーカスを当てて生まれたシリーズであり、その雰囲気はまさに唯一無二。

 

 

●「クトゥルフ神話」を紡ぐということ

 

 

全体のフォルムは作品中の記述を基にデザインされており、氏のクトゥルフ神話に対する愛とリスペクトを感じます

第一弾のクトゥルフでは、デザインだけでなく原型制作も氏が務めましたが、第二弾のニャルラトホテプの原型制作は万野大輔(産婦人科M)さんが務め、今回はRYO(ねんど星人)さんによって原型が作られました。

 

クトゥルフ神話に関する作品の数々は、小説・TRPG・映画・アニメ・ビデオゲーム、そしてフィギュア、とあらゆるフォーマットに及びます。

「ラブクラフトの記述を基にポール・コモダ氏がデザイン、それをRYOさんが立体化」という流れは、ラブクラフトを創始者とし、様々なクリエイターの手によって紡がれたジャンルである「クトゥルフ神話」の精神性を体現するかのようです。

 

 

●虚構と現実の融合

 

 

ラブクラフト自身の海洋生物への嫌悪感を反映させた、イソギンチャクなどの刺胞動物を彷彿とさせるフォルム。

触手の先端も甲殻類やサンゴのような意匠が散りばめられており、見た事がある意匠であるにも関わらず、ありえない融合を果たしたその姿は不気味なコラージュのようです。

 

スタチューの場合ポーズが固定されるので、構造上見えなくなる所は造型がオミットされてしまうこともしばしば。

しかし、そこはクオリティアップの為には手間暇を惜しまないGeccoさん。

 

 

「見えない所こそ、むしろ見所」

と言わんばかりに、気迫を感じるレベルのモールドがビッシリ。

重量のある物体を押し付けた様子を見事に表現し、這って移動する彼等の生態に説得力が生まれます。

元のデザインがポール・コモダ氏によるイラストだとすると、どこまで描かれていたかは分かりませんが、徹底的に作り込んだRYOさんのイマジネーションと手腕に脱帽です。

 

 

●立体に物語を込める

 

クトゥルフ神話は人智を越えた次元の存在や、その存在の干渉による恐怖を描いたコズミック・ホラー

故に、常識が通じないキャラクターが多く、どうしても説明がややこしくなってしまいます。

先程から紹介している、

 

 

この生き物。実は『イースの大いなる種族』ではないのです。

『イースの大いなる種族』は肉体を持たない精神生命体であり、自らの精神を他者に投影して乗っ取る事が可能なのです。

それも時間や空間の制約が無く、どの時代・どの生き物にも。

すなわち、この肉体は別の『円錐生命体』種族の姿であり、イースの宇宙が滅亡する際、種族丸ごと乗っ取りを果たしたのです。

 

え〜〜

ややこしくなって参りました。

着いて来れてますでしょうか...?

 

 

スタチューに付属する、この人物。名を『ピースリー教授』と言います。

『イースの大いなる種族』は高い知能を持っている種族の知識を得る為にも、精神の乗っ取りを行うのですが、人間の中で知能が高く乗っ取りに適していると判断されたのが、ピースリー教授。

 

つまり

 

 

この両者共、『イースの大いなる種族』の肉体の入れ物の1つであり、特定の姿を持たぬ彼等の一時的な姿ということになります。

 

ああ...書いていて頭がこんがらがって来ました。

SAN値が削られるってのはコレか。

 

毎度の事になりますが、Gecco製品の見所の1つが台座。

省スペースながら、物語における重要な要素を盛り込み、満足度を更に高めてくれます。

 

 

台座に選定されたのは模様の付いた岩。

 

これが結末に大きく関わる要素でして、彼等がかつて地球で築いた巨大都市を構成する巨石なのです。

両者の台座が共通のデザインになっているのにも仕掛けがありまして

 

「時間を超越し、同一の精神が同一の空間に立ち戻る」

 

という、衝撃の結末を想起させるものになっているのです。

 

 


そんなこんなで、なるべく噛み砕いて解説させて頂いたつもりなんですがいかがでしょうか?

小説は敷居が高いかもしれませんが、前述の通り様々なフォーマットで作品が存在します。

立体物をキッカケにクトゥルフ神話に触れてみるっていうのも大いにアリだと思います。

正気を保てるかどうかの責任は取れません、悪しからず。

 

ご予約はコチラからどうぞ!

 

イースの大いなる種族 ノンスケール スタチュー 塗装済完成品

 

 

 

∴桑原∴

 


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