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Gecco「狼スタチュー」十の質問を以て神髄に迫る。【前編】

            

こんにちは桑原です。

ご予約開始から約2ヶ月が経ち、沢山の反響を頂いております

 

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE/ 狼 1/6スケール スタチュー

 

 

ご予約済の方からは、ご期待の声を頂いております。

加えて、発売前にも関わらず、他のキャラクターの立体化を望む声もあり、皆様の『SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE』というタイトルへの支持と、Geccoというメーカーに対する熱意が伝わってまいります。

 

先日、テストショットに関するブログと。

(豆ブログ:Gecco「狼」テストショット到着!ABSの体幹は強靭なり。)

 

 

ヘッドパーツに関するブログを掲載させていただきました。

(豆ブログ:Gecco「狼」スタチュー、頭部を徹底解剖。文字通り、頭の中を解説します。)

 

 

ちょっとテクニカルな内容だったので、

 

「難しかった!」

「インサート成型...??」

 

という方もいらっしゃると思います。(僕もウンウン悩みながら書いたので...)

 

本日はシンプル!

Geccoさんへ質問させて頂きまして、そのお答えを基に、狼スタチューの魅力を深堀りしていこうと思います!

 

用意した質問は、十個の念珠になぞらえて十問。

この記事を読み終える頃には、

 

「スタチューの魅力と皆様の物欲が十全になるように」

 

という願掛けでもあります。

それでは早速参りましょう!!

 

 

【一の問】  台座へのこだわり

桑原:

台座のボリュームが、Geccoさんのアイテムで過去最大だと思います。

コストもかさむでしょうし、結構思い切った舵取りだったと思うんですが、この台座にしたこだわりを教えてください。

 

 

Gecco:

 スタチューは高さがあった方が見栄えが良いので、屋根を台座にすることは最初期の段階から決まっていました。

キャラクターによっては横に広げざるを得ないものもありますが、

 

円形台座ではなかったバブルヘッドナース、複数揃えると連結が出来た。

 

見栄えの良さへの追及はGeccoのこだわりでもありますし、

 

「狼=忍者」

 

なので必然的に屋根を選んだというのもあります。

 


地面には留まらないのが優れた忍び。高所が苦手な俺には無理な稼業である。

 

フロムさんのイメージボードにもあるように、ひとことで屋根と言ってもどの場所にするかや、シチュエーションは様々なので、フロムさんにお邪魔してどこが良いか相談し、今の場所に決定しました。

商売として考えるのにコストは切り離せないものですが、ウチの場合は

 

「まずカッコ良く見せる」

 

ということに重きを置いていますので、いつもの舵の切り方と言えるかも知れないですね。(苦笑)

 

__________________

桑原:

のっけから、Geccoのブレない姿勢を見せつけてくださいました。

 

そのアイテムで何を表したいのか、何を見せたいのか。

 

根幹となるコンセプトからスタートし、ブレることなく貫徹する。

ものづくりにおいて基本でもありますが、実はとても大変なことです。

 

 

【二の問】 刹那を切り取る造形美

桑原:

鉤縄を使って縦横無尽に動く、あらゆる義手忍具を使いこなす、流派技や奥義はダイナミックな動きが印象的で、全体的に「動」のイメージが強い『SEKIRO』となると無可動のスタチューは分が悪いと思う人もいるでしょう。

そんな中今回のポーズにした理由をお聞かせください。

 

鉤縄でビュンビュン移動する爽快感もありつつ

 

Gecco:

アクションフィギュアは関節を仕込む関係で造形的に犠牲になる部分がありますが、造形のみに特化するのがスタチューですから「分が悪い」というのはちょっと違う気がします。

 

多勢に無勢。忍び、戦闘を避けるのも一つの戦法。自由なアクションゲームです。

 

Gecco:

もちろん鉤縄で他の場所へと移動するダイナミックなシーンを再現することも可能ですが、隻狼の魅力のひとつである「忍ぶ」とは違う方向性になるので、ポージングも最初からブレずに進めてきました。

 

__________________

桑原:

アクションフィギュアの関節。

そうなんです、ここばかりは非現実的であり、玩具然としてしまう箇所の代表格。

メカものであれば関節も馴染みやすいですが、人物をテーマにしたものはやはり目立つ...。

 

ビジュアルが素晴らしいフロム・ソフトウェア作品ですから、その隅々までを堪能できるスタチューはうってつけ。

かつ、ハイエンドスタチューを多数手掛けてきたGecco、一切の隙を感じさせません。

ポージングをはじめとするディレクションを含め、「狼」スタチューの見所になっています。

 

 

【三の問】 徹底監修、その四文字の重み

桑原:

他のポーズ案やデザイン案はありましたか?

 

Gecco:

先ほどもお話ししたように、ポージングや高台に居るというシチュエーションは企画がスタートしてから決まっていました。

 

ただ、昨年のサンディエゴ・コミコンで展示した原型から、造形においてかなり細かい点を修正しています。

 

ここから作り直し...?赤尾さん、本当の本当にとってもメチャクチャお疲れ様でした。

 

…というか、あの時点と比べ、

 

ほとんどのディテールを作り直しています。

 

狼の原型に着手してから、フロムさんに承認していただくまで1年も掛かったのですが、そのほとんどがディテール中心に手を加えることに費やしていましたね。

兎に角ディテールが細かいのもあって、原型を手掛けた赤尾さんもかなり苦労されていましたよ(苦笑)。

 

__________________

桑原:

天才、赤尾慎也をも苦しめた「狼」

事細かに練られ、盛り込まれた設定によって醸し出される、フロム・ソフトウェアの世界観。

 

ゲーム中ではなかなか確認出来ない部分も、静止した立体物ならばじっくりと確認することが出来る。

徹底監修を受け、その姿を現実世界に顕現させた原型師の御業には、ただただ驚嘆するばかりです。

 

 

 

【四の問】 立像に生まれる"しなやかさ"

桑原:

全体を通して、見所・こだわりのポイントはどこでしょうか?

 

Gecco:

毎度のことですが、この質問に答えるのが一番難しいですねぇ。(苦笑)


一言で表すのなら、「全部」なのですけども。(苦笑)

 

先ほどの質問にも関連するのですが、「SEKIROは動のイメージが強い」と仰っていましたよね。
では今回の狼はというと、実は「静」でもないんです。

むしろ「動」に近いと僕らは考えているんですね。

 

 

ではどこが「動」なのかと言いますと、例えば襟巻や羽織。

これらは、風をはらんでいることを表現しているのですが、高いところ(屋根)に居ることを表すのと同時に、ガジェットとしての動きを感じることができます。

 

 

次に右手。
刀をぎゅっと握るのではなく、かなり緩く持っています。
ここはフロムさんから

 

「しっかりと握り込むのではなく、緩めに掴んでいます」

 

とご指示があったのですが、僕らは

 

「変幻自在の技を繰り出す直前であるため、あえて刀を緩く握っている」

 

と解釈しました。
つまり「静」ではなく「動」へと移行する直前と言える、と。

 

 

左腕の義手も同様で、こちらは右手と真逆に緊張感のある表現を盛り込んでいます。
これも次の動作へと移行する「動へのモーション」のひとつです。

 

 

他にも足の力加減もそうで、丸瓦をしっかりと掴んでいて、強靭な体幹で次のモーションへ移行する直前というのが伝わる部分だと思います。

 

ディテールの細かさだけでなく、こういった見どころもいっぱいありますので、是非スタチューを手にして感じ取っていただきたいですね。

 

あと、製品としてちょっとしたこだわりと言いますか、忍義手の着脱にマグネットを仕込んであります。

 

 

これは義手のディテールが細かく、従来の接続ピン式だとうっかり壊してしまうんじゃないかと思ったからでして。

実際には少し柔らかいPVCを使うなどして簡単には壊れないようにしていますが、結果的にピタッと気持ちよく着脱することができますよ!

__________________

桑原:

「静」のイメージで捉えていた私、大変恥ずかしい限りでございます。

過去の製品の「サイボーグ忍者」でも、右足のかかとを軽く浮かせており、

 

 

次の行動に移る瞬間を切り取っていました。

 

自由に動かし、好きなポーズを決めることの出来るアクションフィギュア。

作り手の描いた瞬間をそこに閉じ込めたかのような、スタチュー。

 

スタチューにとっては、一見相反する「しなやかさ」を見出し、造形に落とし込む。

芸術品とも呼べるレベルにまで仕上がった逸品を、是非とも楽しんで頂きたいです。

 

 

【五の問】 全てはクオリティのために

桑原:

デコマスを拝見して思ったのですが、あまりにもパーツが細かい...!

毎度の事ですがパーツ数が凄まじい。今回は何パーツでしょうか?
 

Gecco:

前回の黒騎士があの大型武器も全部入れて100パーツちょうどでしたが、

 

こっっっっまけッ!!

 

狼はその上をいく全110パーツから構成されています。

 

妖怪パーツ隠し(モデラーの方々には最も身近な妖怪)が出るぞぉ...!


忍び義手が小パーツの集合体というのもありますが、いつものように塗り分けをしやすくするため、襷(たすき)なども複雑に分割してあります。

いかに細かな分割を施しているか、実は完成してしまうとほとんどわからないと思いますが、原型の再現度や彩色の精度から、

 

「スゴイ手間のかかることをやっているな」

 

と言うことはおわかりいただけると思います。

__________________

桑原:

110パーツ...凄まじい...。

結構組み応えのあるプラモデルくらいのパーツ数です。

 

パーツ数が多い。

つまり、塗装する箇所も増え、検品する数も増え、組み立て工数も増えるということです。

他のアイテムの紹介でもよく言っていますが、パーツ数が増えれば、密度感や奥行きは当然向上します。

 

「じゃあ増やせばいいじゃない」

 

と思うワケですが、上記のようにあらゆるハードルも増えるワケでして...。

パーツ数が驚異の三桁台に突入したのは、製品に対して妥協することなく、徹底的にクオリティアップに努めるGeccoならではのエピソードです。

 

__________________

 

と、ここで折り返し地点の五問を終えましたがいかがでしょうか?

既に目指すクオリティに対して一切妥協しない姿勢が滲み出ていると思います。

 

素晴らしい原型を”無”から生み出し、造形を引き立てる塗装をする。

どちらも、それを生業とするプロフェッショナルの方々による仕事です。

 

加えて、「生産」という部分を支えるのも他ならぬプロフェッショナルの仕事があってこそ。

沢山の人の技術や熱意があるからこそ、素晴らしい完成品が皆様のお手元に届きます。

 

金額としてはかなり高額なアイテムにはなりますが、そこに携わっている方々の技術や熱量を鑑みると、

 

「値段以上の価値がある」

 

と思って頂けるのは私だけではない事を祈っております

(既に沢山のご予約を頂いているので、確信アリですが!)

 

残り半分の五問、近日公開致します!

 

ご予約はコチラからどうぞ!

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE/ 狼 1/6スケール スタチュー

 

 

∴桑原∴
 


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